本記事では、化学プラントの設計・調達・建設(EPC)を一括で担う日揮について解説しています。
粉体化やペレット化の工程を含む化学品受託生産設備をどのように手掛けているのか、具体的な対応範囲、過去に手掛けた事例・実績などを知りたい方はご一読ください。
国内のプラント・施設のEPC(設計・機材調達・建設工事)と保全を担う事業会社です。企画・基本設計から調達・建設、試運転、稼働後の保全までを一社で通して手掛けるため、機器メーカーや施工会社に個別発注する場合と違い、工程を分断せずに工場全体を計画できます。
化学品受託生産設備の分野では、ライトケミカル工業の第2工場を基本設計段階から参画して設計・調達・建設まで一括受注した実績があります※1。プロセス全体を見通したうえでプラントをまとめ上げられる点が強みです。
日揮は粉体ハンドリングの専門メーカーではなく、大型プラントを手掛ける総合エンジニアリング会社です。高粘度・高圧・低温・高温といった各種重合や、スラリー液からの多量の粉体化、重合から脱揮ペレット化まで、取り扱いの難しい化学プロセスを設備として形にできます。
単体の粉体設備としてではなく、化学プラント全体の一部として組み込んで設計できるのが強みです。
設計から建設・保全まで一社で担えるEPC体制と、重合・粉体化・ペレット化といった難しい化学プロセスに対応できる技術力を踏まえると、重合〜粉体化・ペレット化を伴う化学品受託生産設備を新設したい事業者におすすめです。
粉体単体の設備ではなく、化学プロセス全体を含むプラントとして、設計から建設まで一社にまとめて相談したい場合に適しています。
当メディアでは、粉体プラントの設計・改修で相談されることの多い代表的な4つの工場分野(樹脂・コンパウンド工場/食品工場/医薬品工場/電池・電子材料工場)ごとにおすすめの会社を厳選しています。自社工場への投資を無駄にしたくない方は、比較・検討の材料としてお役立てください。
| 契約先 | ライトケミカル工業 (化学品の受託専門会社) |
|---|---|
| 案件 | 第2工場の新設 (滋賀県野洲市・本社工場の近隣地) |
| 役務範囲 | 設計・調達・建設工事(EPC) |
| 契約形態・完工 | ランプサム契約/受注額非公表/完工2023年予定(発表時点) |
高機能性化学品における多品種少量生産のニーズの高まりを背景とし、受託生産の機会を拡大するために新設工事を依頼した事例です。
ライトケミカル工業は、高粘度・高圧・低温・高温の重合や、スラリー液からの多量の粉体化、危険物の重合から脱揮ペレット化などを得意技術としており、本工場も粉体化・ペレット化の工程を含む化学品受託生産設備にあたります。
日揮は基本設計の段階から参画し、将来の設備拡張・改造を見据えたフレキシブルな設計思想や、周辺住民・従業員の健康に配慮した環境コンセプトを踏まえて計画を進めました。
日揮グループの持株会社である日揮ホールディングスのもとで、国内におけるプラント・施設のEPC(設計・機材調達・建設工事)事業および保全事業を担う事業会社です。
日揮グループは2019年10月に持株会社体制へ移行しており、国内EPCを日揮、海外EPCを日揮グローバルが担う体制となっています。
| 会社名 | 日揮株式会社 |
|---|---|
| 事業内容 | ・国内におけるプラント・施設のEPC(設計・機材調達・建設工事)事業 ・保全事業 |
| 設立 | 2000年4月 |
| 売上高 | 公式HPに記載なし |
| 本社所在地 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 |
| 電話番号 | 045-682-1111 |
| URL | https://www.jgc.com/jp/about/related-companies/ |
粉体プラントエンジニアリング会社は日本国内だけで350社※1以上も存在するため、自社に適した会社を見極めるには膨大な時間と手間がかかります(2026年6月時点)。
ここでは、粉体プラントの設計・改修で代表的な4つの工場分野(樹脂・コンパウンド工場/食品工場/医薬品工場/電池・電子材料工場)ごとにおすすめの会社を厳選していますので、比較検討の最初の一歩としてご活用ください。
樹脂・コンパウンド分野における累計1,400件のプラント受注実績※2に基づき、グレードによって異なる摩耗・ブリッジ・偏析など樹脂原料特有の課題や既設ラインとの取り合いを見越して設計・構築。
既設設備を活かした改造・増設により、生産計画への影響を抑えながら、新グレードの立ち上げや生産能力の拡張を進められます。
食品プラント関連事業を50年以上※3手掛けており、品種ごとに専用のコンテナを使い分けるIBCシステムを提供しています。
品種切替はコンテナを交換するだけで済み、前品種の原料が残留・混入する経路自体を断てるため、アレルゲン・異原料のコンタミリスクを構造的に抑えることが可能です。
原薬マルチプラントや高薬理対応設備の建設実績※4と、医薬品原料開発を手掛ける日本曹達グループの知見を基に、作業者が原薬に触れる工程を抑える封じ込め構造や、クロスコンタミ対策を含むGMP前提の設計に対応。
医薬品ならではの厳格な水準で、クロスコンタミ・曝露リスクを抑えた粉体ラインを構築できます。
電池・電子材料用途の粉砕機・分散機開発からプラントエンジニアリングまで対応。卓上実験機から量産機まで扱い、ナノ領域の粒度・分散制御技術で研究開発時の状態を量産ラインでも再現できます。
摩耗・金属コンタミを抑える独自技術で不純物混入を防ぐことも可能です。品質のばらつきを抑えながら、歩留まり向上や安定生産に貢献します。