本記事では、造粒・コーティングを軸に粉体プラントのエンジニアリングを手掛けるフロイント産業について解説しています。
どのような粉体ラインの課題を解決できるのか、具体的な対応範囲、過去に手掛けた事例・実績などを知りたい方はご一読ください。
製薬メーカー向けの自動フィルムコーティング装置と専用のコーティング液を1964年に開発した会社です。装置(ハード)と製剤技術(ソフト)を組み合わせるビジネスモデルを特徴とし、造粒・整粒・乾燥・粉砕・混合・コーティングの各工程装置を自社で揃えているため、原料の性状や製剤要件に合わせた粉体ラインを一貫して設計できます。
大手製薬メーカー(田辺三菱製薬および三菱ケミカルエンジニアリング)との協業では、医薬品の連続生産システムに同社の装置が採用※1されました。また、米国・イタリア・インド・中国に生産/販売拠点を持つグローバル体制も整えています。
連続生産に対応した造粒システム「Granuformer(グラニュフォーマー)」を展開しており、混練・整粒・乾燥・PAT測定までを一つのラインに統合できるのが強みです。生産性向上や品質安定化、スペース・時間・コストの削減などの導入効果が期待できます。
気流式乾燥の採用で乾燥時間が短く、運転条件の調整をスピーディーに行える点や、Quality by Design(QbD)に対応しデザインスペースを構築しやすい点も特徴です。スケールアップを前提とするバッチ式と異なり、製造量をコントロールしながら少量多品種生産に対応しやすい設計となっています。
造粒・コーティング装置の国内シェアや、医薬品メーカーを主要ユーザーとする研究開発体制、連続生産システムまでそろえた対応力などを踏まえると、錠剤・顆粒などの固形製剤ラインを新設・更新したい医薬品工場におすすめです。
造粒・整粒・乾燥・コーティングを含む粉体プロセスを、製剤技術やGMP要件を前提にまとめて相談できます。
当メディアでは、粉体プラントの設計・改修で相談されることの多い代表的な4つの工場分野(樹脂・コンパウンド工場/食品工場/医薬品工場/電池・電子材料工場)ごとにおすすめの会社を厳選しています。自社工場への投資を無駄にしたくない方は、比較・検討の材料としてお役立てください。
| 依頼主 | 田辺三菱製薬 (三菱ケミカルエンジニアリングと協業) |
|---|---|
| 原料 | 医薬品の固形製剤原料 (造粒・乾燥する粉体/顆粒) |
1964年設立の、造粒・コーティング技術を核とする研究開発型企業です。機械装置(ハード)と製剤技術(ソフト)を組み合わせる「ペンとインク」型のビジネスモデルを特徴とし、造粒・コーティング装置などを扱う機械事業と、医薬品添加剤・食品品質保持剤などを扱う化成品事業を展開しています。
| 会社名 | フロイント産業株式会社 |
|---|---|
| 事業内容 | ・造粒・コーティング装置およびプラントエンジニアリング ・医薬品添加剤、食品品質保持剤、栄養補助食品等の開発・製造販売 |
| 設立 | 1964年4月22日 |
| 売上高 | 233億9,700万円(2025年2月期・連結)※2 |
| 従業員数 | 476名(連結、2026年2月末日時点)※3 |
| 本社所在地 | 東京都新宿区西新宿6-25-13 フロイントビル |
| 電話番号 | 03-6890-0750 |
| URL | https://www.freund.co.jp/ |
粉体プラントエンジニアリング会社は日本国内だけで350社※1以上も存在するため、自社に適した会社を見極めるには膨大な時間と手間がかかります(2026年6月時点)。
ここでは、粉体プラントの設計・改修で代表的な4つの工場分野(樹脂・コンパウンド工場/食品工場/医薬品工場/電池・電子材料工場)ごとにおすすめの会社を厳選していますので、比較検討の最初の一歩としてご活用ください。
樹脂・コンパウンド分野における累計1,400件のプラント受注実績※2に基づき、グレードによって異なる摩耗・ブリッジ・偏析など樹脂原料特有の課題や既設ラインとの取り合いを見越して設計・構築。
既設設備を活かした改造・増設により、生産計画への影響を抑えながら、新グレードの立ち上げや生産能力の拡張を進められます。
食品プラント関連事業を50年以上※3手掛けており、品種ごとに専用のコンテナを使い分けるIBCシステムを提供しています。
品種切替はコンテナを交換するだけで済み、前品種の原料が残留・混入する経路自体を断てるため、アレルゲン・異原料のコンタミリスクを構造的に抑えることが可能です。
原薬マルチプラントや高薬理対応設備の建設実績※4と、医薬品原料開発を手掛ける日本曹達グループの知見を基に、作業者が原薬に触れる工程を抑える封じ込め構造や、クロスコンタミ対策を含むGMP前提の設計に対応。
医薬品ならではの厳格な水準で、クロスコンタミ・曝露リスクを抑えた粉体ラインを構築できます。
電池・電子材料用途の粉砕機・分散機開発からプラントエンジニアリングまで対応。卓上実験機から量産機まで扱い、ナノ領域の粒度・分散制御技術で研究開発時の状態を量産ラインでも再現できます。
摩耗・金属コンタミを抑える独自技術で不純物混入を防ぐことも可能です。品質のばらつきを抑えながら、歩留まり向上や安定生産に貢献します。